和辻哲郎
著者
書誌事項
和辻哲郎
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1995.5
- タイトル別名
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和辻哲郎 : 近代日本哲学の運命
- タイトル読み
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ワツジ テツロウ
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注記
和辻哲郎略年譜: p463〜467
内容説明・目次
内容説明
近代日本を代表する哲学者として『古寺巡礼』『風土』『倫理学』などを著した和辻哲郎。その生涯と思想形成を描く。日本国家と運命をともにした和辻は、文化創造こそ世界史における日本の使命だと説く。彼は日本の思想伝統をどうとらえたのか。その文化的ナショナリズムは政治状況とどう向かい合ったのか。その哲学の可能性と問題点はいったい何か。晩年の和辻哲郎に師事した著者が、その思想の全貌を時代のコンテクストを交えながら、共感と批判の眼をもって描く本格的評伝。
目次
- 序 回想の和辻哲郎
- 1 村の子の孤独
- 2 あれかこれか—美と倫理の間に
- 3 日本回帰の道
- 4 アカデミズムの異端
- 5 ヨーロッパの旅
- 6 マルクス主義とナショナリズム
- 7 戦争と文化
- 8 天皇制論争
- 9 太平洋戦争とは何か
- 10 和辻倫理学
- 11 日本思想史における近代
- 結び 晩年
「BOOKデータベース」 より