明石工作 : 謀略の日露戦争

書誌事項

明石工作 : 謀略の日露戦争

稲葉千晴著

(丸善ライブラリー, 158)

丸善, 1995.5

タイトル読み

アカシ コウサク : ボウリャク ノ ニチロ センソウ

大学図書館所蔵 件 / 119

注記

文献: p223-226

「明石工作」年表: p227-245

内容説明・目次

内容説明

日露戦争の勃発に伴い、明石元二郎大佐は欧州での対ロシア諜報・謀略工作の任に就く。明石は、反ロシアという共通の目的を抱く亡命フィンランド人シリアクスと共に、ロシア内部の攪乱に全力を尽くす。この過程を克明に追ったのが本書である。丹念な資料調査を基に再構成された事実は、「明石工作」に帰せられた成功神話を突き崩していく。だが、砕かれた神話の陰からは、現実の中で苦闘する人間たちの生々しい姿が浮かび上がってくるであろう。

目次

  • 序 神話の打破を目指して
  • 1 諜報工作の始動
  • 2 ポーランド抵抗運動と日本
  • 3 反ツァーリ抵抗運動の扇動
  • 4 パリ会議の開催とその帰趨
  • 5 専制の動揺、革命の始まり—満州・ペテルブルク・西欧
  • 6 武装蜂起計画への対応—外務省と参謀本部
  • 7 ジュネーヴ会議—第二回反ツァーリ抵抗諸党連合会議
  • 8 武装蜂起計画の始動
  • 9 オフラーナの武装蜂起対策
  • 10 ジョン・グラフトン号の航海
  • 結び 「明石工作」は失敗か?

「BOOKデータベース」 より

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