井伏鱒二の軌跡
著者
書誌事項
井伏鱒二の軌跡
津軽書房, 1995-1996
- [正]
- 続
- タイトル読み
-
イブセ マスジ ノ キセキ
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注記
井伏鱒二の肖像あり
内容説明・目次
- 巻冊次
-
[正] ISBN 9784806601456
内容説明
井伏文学が辿った道筋を追跡。これまで禁忌事項とされて来た領域に敢えて踏み込みながら、前半期の作品成立の背景に大胆な仮説を立てて独自の解読を試みた労作。
目次
- 生い立ち
- 早稲田時代
- 因ノ島蟄居
- 「山椒魚」異聞
- 『厄除け詩集』と『臼挽歌』
- ナンセンス文学
- 谷間の思想
- 生々流転の相
- 歴史小説の試み
- 巻冊次
-
続 ISBN 9784806601609
内容説明
戦時下から戦後にかけての井伏文学をそれぞれの資料に基づいて読み直し、特に未公開文書を援用して「黒い雨」の核心に迫る論考を収載。
目次
- 第１章 漂流譚への夢
- 第２章 『漂客談奇』とジョン万物語
- 第３章 「ジョン万次郎漂流記」の意図
- 第４章 太宰治に関する雑用事
- 第５章 「へんろう宿」と田中貢太郎の死
- 第６章 報告文学「花の町」の背景
- 第７章 「花の町」の功罪と少女の戦時日記
- 第８章 三宅島噴火と「御神火」
- 第９章 「漂民宇三郎」の虚実
- 第１０章 原爆小説「黒い雨」の構造
「BOOKデータベース」 より
