南島文学論
著者
書誌事項
南島文学論
角川書店, 1995.5
- タイトル別名
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南島文学論
- タイトル読み
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ナントウ ブンガクロン
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注記
所収論文初出一覧:p688-690
著者略歴:巻末
内容説明・目次
内容説明
折口信夫は、「文学」の発生は神による呪言にあるとした。呪言は人びとの祈りを反映しつつ叙事歌謡へと展開し、南島各地にさまざまな古謡を残した。首里王府は、その伝統のうえに国家意識を盛り込んで『おもろさうし』を編纂する。やがて抒情への胎動をはじめた南島文学の情熱は、琉歌を育て、組踊を誕生させた。南島—奄美・沖縄・宮古・八重山における文学の発生、そして時間と空間による変貌を、広範なフィールドワークと堅実な方法論によって論証し、研究史上に大きな礎石を築いた成果の集大成。
目次
- 序章 南島文学の全体像
- 第1章 呪言を伝える文学主体と南島の神々
- 第2章 歌謡論
- 第3章 オモロ論
- 第4章 琉歌論
- 第5章 組踊論
- 終章 南島文学論
「BOOKデータベース」 より