勧進と破戒の中世史 : 中世仏教の実相

書誌事項

勧進と破戒の中世史 : 中世仏教の実相

松尾剛次著

吉川弘文館, 1995.8

タイトル読み

カンジン ト ハカイ ノ チュウセイシ : チュウセイ ブッキョウ ノ ジッソウ

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内容説明・目次

内容説明

中世は、勧進聖が寄付を募って行き交う「勧進の世紀」、叡尊ら律僧が戒律護持を主張し注目された「破戒の世紀」であった。勧進と授戒制から時代を読み取り、禅・律僧らの活動を分析して鎌倉新仏教とは何かを問い直す。

目次

  • 1 勧進と律僧(勧進の体制化と中世律僧—鎌倉後期から南北朝期を中心に;選経節「さんせう太夫」と勧進興行;室町幕府の禅・律対策—禅律方の考察を中心に;常陸三村寺結界石と称名寺結界絵図—結界の作法;西大寺末寺帳考—中世の末寺帳を中心に;恵鎮円観を中心とした戒律の「復興」—北嶺系新義律僧の成立)
  • 2 日本古代・中世授戒制度史(官僧と遁世僧—鎌倉新仏教の成立と日本授戒制;延暦寺戒壇と鎌倉新仏教の成立;筑前観世音寺・下野薬師寺両戒壇の授戒制—官僧と新義律僧;中世延暦寺戒牒の古文書学的研究;尼への授戒—法華寺尼戒壇の成立)

「BOOKデータベース」 より

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