愛の知恵
著者
書誌事項
愛の知恵
(りぶらりあ選書)
法政大学出版局, 1995.12
- タイトル別名
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La sagesse de l'amour
- タイトル読み
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アイ ノ チエ
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内容説明・目次
内容説明
多くの言語には与える行為と取る行為を、慈悲と貧欲を、慈善と所有欲を、同時に意味することばがある。愛という語がそれである。自己を思う心の極致を指して愛と呼び、「他者」を思う心の極致を指して愛と呼ぶ。フィンケルクロートはE.レヴィナスの著作に触発された(思索の助けを借りて)、数々のできごと(悲劇)を経験した20世紀という時代—世界大戦、ナチズム、アウシュヴィッツ、集団虐殺、核兵器、テロ、失業—、隣人愛という観念が幻想にすぎなくなった時代に、「他者」とはだれかを問い、「他者」との倫理的関係を導き出す思想を考察する。
目次
- 第1章 他者との出会い
- 第2章 愛された顔
- 第3章 顔と真の顔
- 第4章 世界を呪縛から解き放つ
- 第5章 隣人の試練
- 第6章 「他者」とはだれか?
「BOOKデータベース」 より