愛の知恵
著者
書誌事項
愛の知恵
（りぶらりあ選書）
法政大学出版局, 1995.12
- タイトル別名
-
La sagesse de l'amour
- タイトル読み
-
アイ ノ チエ
大学図書館所蔵 件 / 全82件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
多くの言語には与える行為と取る行為を、慈悲と貧欲を、慈善と所有欲を、同時に意味することばがある。愛という語がそれである。自己を思う心の極致を指して愛と呼び、「他者」を思う心の極致を指して愛と呼ぶ。フィンケルクロートはＥ．レヴィナスの著作に触発された（思索の助けを借りて）、数々のできごと（悲劇）を経験した２０世紀という時代—世界大戦、ナチズム、アウシュヴィッツ、集団虐殺、核兵器、テロ、失業—、隣人愛という観念が幻想にすぎなくなった時代に、「他者」とはだれかを問い、「他者」との倫理的関係を導き出す思想を考察する。
目次
- 第１章 他者との出会い
- 第２章 愛された顔
- 第３章 顔と真の顔
- 第４章 世界を呪縛から解き放つ
- 第５章 隣人の試練
- 第６章 「他者」とはだれか？
「BOOKデータベース」 より