夏目漱石
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夏目漱石
地球社, 1995.11-
- 上巻
- 中巻
- タイトル読み
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ナツメ ソウセキ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784804980379
内容説明
漱石の道徳的苦闘の激しさを思ひやらぬ知的怠惰を痛烈に批判。江藤淳の漱石論がこれほど的確に批判された事は無い。西洋学問も封建道徳も信じ切れず、自己本位に徹して発狂寸前になり、なほも道義の文士たらんとする天才の偉大と悲惨を描く。類例の無い漱石論。
目次
- 第1章 自己本位の焦熱地獄
- 第2章 異国文化との悪戦苦闘
- 第3章 吾輩は猫である
- 第4章 坊っちゃん
- 第5章 草枕
- 第6章 野分
- 巻冊次
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中巻 ISBN 9784804980386
内容説明
漱石の愛への慾求とその挫折とを丹念に描く。漱石にとって自己は掛替えの無いものであり、自己本位を貫いて生きるのでなければ、生きている事はおよそ無意味であった。けれども、自己本位に徹しようとして漱石は他者に愛される事を希求せずにいられなくなる。その二つの慾求がもたらす葛藤は我が近代文学史上類例の無いものだが、それこそが漱石の偉大であり悲惨なのである。「虞美人草」から「思ひ出す事など」まで、漱石の愛への慾求とその挫折とを丹念に描く待望の中巻、漸うここに上梓。
目次
- 第7章 虞美人草
- 第8章 坑夫及び夢十夜
- 第9章 三四郎
- 第10章 それから
- 第11章 門
- 第12章 思ひ出す事など
「BOOKデータベース」 より