北一輝論
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北一輝論
(講談社学術文庫, [1214])
講談社, 1996.2
- タイトル読み
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キタ イッキ ロン
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注記
北一輝年譜: p348-359
内容説明・目次
内容説明
昭和初期の国家主義運動の教典とされた『日本改造法案大綱』を発表、政界を揺るがす数々の事件に暗躍し、一九三六年の二・二六事件の黒幕として処刑された北一輝。著者は、新発見資料を縦横に駆使して、佐渡の多感な少年時代から、辛亥革命に始まる中国の革命運動に挺身した北一輝の足跡を辿り、その「ロマン的革命家」としての稀有の実像を造形した。昭和史の暗部をみごとに照射した会心の評伝。
目次
- 唯一者とその浪漫的革命
- 国体論伝説への照明—佐渡時代の思想と行動
- 浪漫的革命家の心情
- 暗殺からの逃亡—支那革命没入の意味
- 近代日本の陥穽—幸徳秋水と北一輝における中国認識
- 林儀作に関する覚書—幸徳秋水と北一輝のあいだ
- 南洋「佐渡村」の構想—鶴間春二と柏倉一徳
- 維新から「革命」へ—二・二六事件と維新思想
- ナショナリズムの蘇生
- 不可視の恋
- 恋愛と革命について
- 「大日本帝国」の解体と北一輝
「BOOKデータベース」 より