書誌事項

坂口安吾と中上健次

柄谷行人著

(批評空間叢書, 9)

太田出版, 1996.2

タイトル読み

サカグチ アンゴ ト ナカガミ ケンジ

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内容説明・目次

内容説明

中上健次は柄谷行人との25年の盟友関係に別れを告げて、’92年に没した。柄谷は’74年に中上について初めての小品を書く。翌年には初めての安吾論を発表する。柄谷は安吾に「文学のふるさと」を見る。だが「ふるさと」とは想像的な風景ではなく、無機的で「突き放される」非意味の、しかも「懐かしい」場所である。この「ふるさと」は中上健次の「路地」において、そして柄谷行人の「批評」においていかに反復されるのだろうか。本書は安吾読解に画期をもたらした「『日本文化私観』論」を収めるとともに、同時代をともに生きた中上健次との軌跡を網羅した、柄谷的「ふるさと」を示す記念碑的著作である。

目次

  • 第1部 坂口安吾をめぐって(『日本文化私観』論;安吾、理性の狂気 ほか)
  • 第2部 中上健次をめぐって(「十九歳の地図」書評;中上健次論抄 ほか)
  • 第3部 安吾と中上をめぐって—関井光男との対話(安吾の可能性;闘争する知性と文学)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN13989422
  • ISBN
    • 4872332652
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    308p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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