江戸の貨幣物語
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江戸の貨幣物語
東洋経済新報社, 1996.3
- タイトル読み
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エド ノ カヘイ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
金銀銅の三つの貨幣が同時に流通し、しかも変動相場制で動いていた世界で唯一の「三貨社会」—江戸。信長に始まり家康によって完成をみる江戸期貨幣制度は、奢侈追求による財政赤字や素材の枯渇によって、時代を経るごとに少しずつその様相を変えながらも、世界的水準をいく貨幣経済社会を展開することになる。本書は、時代相を反映するエピソードや狂歌・川柳などもまじえながら、三貨制度の発足から外圧(異国貨幣)によって幕府が崩壊するまでを描いた、江戸期貨幣の栄枯盛衰の物語である。
目次
- 第1章 輸入銭の時代—三貨制度の構想
- 第2章 金貨・銀貨の経済学—世界で唯一の「三貨」制度発足
- 第3章 家康と江戸の貨幣—三貨制度の確立
- 第4章 米遣いから金遣いへ—三貨制度の運営
- 第5章 財政赤字に苦しむ幕府—三貨制度の展開
- 第6章 奇蹟を生んだ新種銀貨—三貨制度の変容
- 第7章 「外圧」に崩れ去る幕府—三貨制度と異国貨幣
「BOOKデータベース」 より