個人と共同体の社会科学 : 近代における社会と人間
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書誌事項
個人と共同体の社会科学 : 近代における社会と人間
(Minerva人文・社会科学叢書, 3)
ミネルヴァ書房, 1996.3
- タイトル読み
-
コジン ト キョウドウタイ ノ シャカイ カガク : キンダイ ニオケル シャカイ ト ニンゲン
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注記
内容: はじめに: 21世紀の〈個人〉と〈共同体〉, I: 市民社会と個人(第1章「〈人〉と〈社会〉の科学の可能性」-第4章「〈個人的所有の再建〉としての〈友愛主義〉」), II: 家族共同体と女性(第5章「世帯・家族・個人と,階級・ジェンダー」-第8章「家事労働論の新展開」), III: 企業共同体と労働(第9章「日本企業の歴史的展開と個人・共同体」-第12章「「資本主義的利潤追求を目的としない」社会」), IV: 地域共同体と協同(第13章「国家共同体と地域共同体」-第15章「現代のオルタナティブ」), V: 国家と人類(第16章「」-第18章「サイエンス・フィクションの終焉」), 終章: 市場「共同体」と生活の「個別化」, あとがき(竹中恵美子), 執筆者紹介, 編者紹介
参考文献: 各章末
収録内容
- 21世紀の「個人」と「共同体」 / 中西洋 [執筆]
- 「人」と「社会」の科学の可能性 : その近代・現代と近未来 / 中西洋 [執筆]
- 近代とは何か : 個人主義,合理主義,資本主義再考 / 松村高夫 [執筆]
- 自由主義・社会主義・社会政策 : 古典的問題提起の再検討 / 荒又重雄 [執筆]
- 「個人的所有の再建」としての「友愛主義」 : 自己労働に基づく社会 / 東條由紀彦 [執筆]
- 世帯・家族・個人と,階級・ジェンダー : 1990年代前半の社会政策学の動向から / 伊藤セツ [執筆]
- 社会政策総論へのジェンダー・アプローチ : 企業中心社会は効率的か / 大沢真理 [執筆]
- 「家族賃金」観念の現代的意味 : 家族・「個人生活」・ジェンダー / 木本喜美子 [執筆]
- 家事労働論の新展開 : アンペイド・ワークとその社会的評価 / 竹中恵美子 [執筆]
- 日本企業の歴史的展開と個人・共同体 : 企業の共同体的性格と労働者 / 能塚正義 [執筆]
- 内部労働市場論の再構成 : 日本の現実とその理論化 / 石田光男 [執筆]
- 「資本主義的利潤追求を目的としない」社会 : ドイツにみる企業の「社会的(sozial)」な位置 / 田中洋子 [執筆]
- 政治化された労使関係のディレンマ : 現代フランスの危機の一側面 / 福原宏幸 [執筆]
- 国家共同体と地域共同体 : 国家を越える論理と倫理 / 堀内隆治 [執筆]
- 人間の生き方を問う協同組合と自治体 : 生活文化との関わりによる地域生活者共同体の形成 / 星島一夫 [執筆]
- 現代のオルタナティブ : 雇用労働vs.協同労働 / 大野節夫 [執筆]
- 近代国家と世界宗教 : 無限の存在,無限の権力 / 落合仁司 [執筆]
- 社会国家の病理 : ドイツにおける性病撲滅法(1927年)の制定過程 / 川越修 [執筆]
- サイエンス・フィクションの終焉 : ある歴史哲学についてのノート / 稲葉振一郎 [執筆]
- 市場「共同体」と生活の「個別化」 : 生活市場化の「逆説」 / 西村豁通 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
資本主義の変質と腐敗、社会主義の破綻—近代の終焉が叫ばれる今日、近代社会の基本構造とその認識枠組みを原理的に問いなおし、現代から未来への展開を「個人」と「共同体」とのかかわりやそのあり方をめぐって考察する。19名の執筆者による、問題意識に満ちた刺激的な論集。
目次
- 1 市民社会と個人
- 2 家族共同体と女性
- 3 企業共同体と労働
- 4 地域共同体と協同
- 5 国家と人類
「BOOKデータベース」 より