火の壁
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火の壁
文芸春秋, 1996.4
- タイトル読み
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ヒ ノ カベ
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内容説明・目次
内容説明
その男は五度の火災に見舞われた…。現役の保険調査員が描く異色ミステリー。第13回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作。保険調査員の相沢志郎は、十年の間に五度火災に見舞われ、そのたびに保険金を手にしてきた礼つき男の調査に乗り出す。前回の調査に携わった先輩調査員は失踪していた。保険金狙いの放火は、証拠となる仕掛けが燃えてしまうという点で、物的証拠に重点を置く今の裁判制度の盲点を突く、憎むべき犯罪である。警察も手を出しあぐねている男をどうやっておとすのか…。緻密な描写で保険業界の実態を描くインシュアランス・ミステリーの傑作。
「BOOKデータベース」 より