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性の発禁本

城市郎著

(河出文庫)

河出書房新社, 1993.2-1994.9

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タイトル読み

セイ ノ ハッキンボン

並立書誌 全1

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注記

城市郎著書総目録:第[1]巻 p287-288

発禁年表・発禁年表資料・風俗関係主要雑誌(抄):第2巻 p247-272

内容説明・目次

巻冊次

[1] ISBN 9784309472430

内容説明

明治から昭和にかけて性表現が抑圧された時代に、表現の自由と性の解放をめざし、苛烈な弾圧に屈することなく、あの手この手で性表現を追求しつづけた人たちがいた。彼ら“活字のエロ事師たち”の果敢な生き方と仕事の内容を、発禁本蒐集の第一人者である著者が、集め得た資料を駆使し、初公開の文献からハイライトシーンをふんだんに引用しながら解きあかす。

目次

  • 『袖と袖』
  • 『乱れ雲』
  • 『四畳半襖の下張』
  • 『腕くらべ』贋作秘本『続・腕くらべ』
  • 『江戸城大奥秘蔵考』
  • 『フロッシー』『バルカン戦争』
  • 『ウイーンの裸体倶楽部』『イヴォンヌ』
  • 『蚤の自叙伝』『談性』ほか
  • 『セックサス』
  • 『猥褻廃語辞彙』ほか
  • 『人間研究』
  • 『責の話』
  • 『凸』『凹』ほか
  • 対談 消えなば消えん発禁本譚(吉行淳之介;城市郎)
巻冊次

2 ISBN 9784309472751

内容説明

戦前は「安寧秩序を紊し風俗を壊乱するもの」として、戦後は「猥褻文書」として、発売禁止の憂き目をみた本は枚挙にいとまがない。それら発禁本の蒐集・研究ひとすじに五十年の著者の秘蔵本のなかから、折紙つきの名著珍籍をとりだし、読みたくても読めなかったホットパートをふんだんに紹介しながら、性表現を追求しつづけた作者と版元の苦闘の跡をたどる。

目次

  • 『おいらん』(伝・平井蒼太)
  • 『赤い帽子の女』(伝・芥川龍之介)
  • 『未亡人』(伝・石角春之助)
  • 『るづぼはたぎる』(伝・某有名作家)
  • 『聖書』(著者不詳)
  • 『志とり古』(梅原北明)
  • 『日本性語大辞典』(桃源堂主人)『世界艶語辞典』(佐藤紅霞)〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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