ゾルゲ : 引裂かれたスパイ
著者
書誌事項
ゾルゲ : 引裂かれたスパイ
新潮社, 1996.6
- タイトル別名
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Stalin's spy : Richard Sorge and the Tokyo ring
- タイトル読み
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ゾルケ : ヒキサカレタ スパイ
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内容説明・目次
内容説明
女たらし、酒好き、独大使館ブレーン、敏腕特派員、そしてソ連東京諜報網のトップ…20世紀最大の国際スパイ、ゾルゲ。未公開だったKGB極秘文書をはじめ、半世紀の沈黙を破った愛人達への徹底取材をもとに、ゾルゲの絶望と苦悩の生涯を、気鋭のジャーナリストが描く。モスクワで諜報訓練を受けたゾルゲは、上海から東京に舞い降りる。時は太平洋戦争前夜。日本軍はソ連を攻めるべきか、南方へ展開すべきか、ぎりぎりの決断を迫られていた…。「日本軍、南進ス」東京から一本の密電がスターリンに向け、発せられた。日独露に翻弄され、祖国にも見棄てられたスパイの知られざる素顔を、未公開文書と愛人達の新証言から浮き彫りにする。
目次
- 1896年6月—少年時代と第一次世界大戦
- 1917年11月—研究生活と革命的実践と
- 1924年10月—コミンテルンの一員として
- 1930年1月—上海を舞台に
- 1933年4月—「東京も悪くないですね」
- 昭和8年(1933年)9月—なくてはならぬ存在
- 昭和8年10月—東京諜報網の基盤整備
- 1935年夏—モスクワへの帰還
- 昭和10年(1935年)10月—「きつい、本当にきつい」
- 昭和16年の冬と春〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より