母の刻印 : イオカステーの子供たち
著者
書誌事項
母の刻印 : イオカステーの子供たち
(りぶらりあ選書)
法政大学出版局, 1996.7
- タイトル別名
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Les enfants de Jocaste : l'empreinte de la mère
- タイトル読み
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ハハ ノ コクイン : イオカステー ノ コドモタチ
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内容説明・目次
内容説明
女性の性欲を男性の欲望に還元するフロイトの精神分析理論を父権的社会=男性優位社会のイデオロギーとして厳しく断罪し、女性の立場から、女性の言葉によって、オィディプス理論の根本的書きかえをめざす。精神分析から女性を疎外し、家庭の中から父を放逐し、母を子供にたいする絶対的権力者たらしめる父権的社会の構図を女性蔑視の起源として告発しつつ、「母なるもの」の回復・復権を説く。フェミニスト的言説と精神分析的言説とのイデオロギー的枠組を越えて、女性分析医の手によって書かれた「精神分析入門」。
目次
- 1 黙殺の申し合わせ
- 2 初めにフロイトありき
- 3 暗黒大陸、それとも白い浜辺?
- 4 もう一つのオイディプース、あらゆる抗争の起源…
- 5 体型、それとも運命?
- 6 幼年期の思い出(レオナルド・ダ・ヴィンチのではない…)
- 7 白い砂漠
- 8 蜘蛛の巣
- 9 不可能な出会い
- 10 語または戦争
- 11 手ぶらな旅人
- 12 家族—古代の戯曲のための現代的な舞台
「BOOKデータベース」 より