『罪と罰』を読む : 「正義」の犯罪と文明の危機
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『罪と罰』を読む : 「正義」の犯罪と文明の危機
刀水書房, 1996.6
- タイトル読み
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ツミ ト バツ オ ヨム : セイギ ノ ハンザイ ト ブンメイ ノ キキ
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注記
文献:p191〜194 ドストエーフスキイ関連年表:p200 ナポレオン関連年表:p201
内容説明・目次
内容説明
文明論的視点で『罪と罰』を解読する。混迷の19世紀ロシア。『罪と罰』の若き主人公は、「良心」に従って完全犯罪をたくらみ、「殺人」に踏みきった。同時代を生きたシャーロック・ホームズを手がかりに犯罪の謎と隠された思想的背景を探り、現代に直結する近代西欧文明の問題点に迫る。
目次
- 序章 過渡期の時代
- 第1章 犯罪へのいざない
- 第2章 謎としての自己—感情と身体の問題
- 第3章 自己の鏡としての他者
- 第4章 隠された理念—非凡人の理論
- 第5章 他者との闘争
- 第6章 他者とのつながり
- 第7章 自然の認識
- 終章 良心に従って殺すことは可能か
「BOOKデータベース」 より