古代日本のチーズ
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古代日本のチーズ
(角川選書, 277)
角川書店, 1996.10
- タイトル読み
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コダイ ニホン ノ チーズ
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注記
古代日本のチーズ関連年表: p234-236
参考文献: p238-239
内容説明・目次
内容説明
聖徳太子はチーズを食べていたにちがいない。「蘇」とよばれた日本独自のチーズは、朝廷への貢納を義務づけられており、長屋王をはじめとする奈良朝貴族、「光源氏」に象徴される平安朝貴族に滋養食として珍重された。そのため諸国の農民が牛からの搾乳とチーズ製造に携わった。乳製品に関する科学的分析と古代史料の考証、発掘された木簡の最新情報を手掛かりに、「蘇」の物性とその貢納制度の実態を解明し、日本のチーズにまつわる古代史に光を当てる。
目次
- 第1章 古代のチーズ・世界のチーズ
- 第2章 聖徳太子とチーズ—ミルク文化の伝来
- 第3章 長屋王とチーズ—木簡で証明された天平のチーズ
- 第4章 鑑真和上とチーズ—本草書と仏典の乳製品
- 第5章 醍醐天皇とチーズ—『延喜式』の謎
- 第6章 「光源氏」とチーズ—平安文化を支えた滋養薬
- 第7章 後醍醐天皇とチーズ—ミルク文化の消滅
「BOOKデータベース」 より