タバコの世界史
著者
書誌事項
タバコの世界史
平凡社, 1996.11
- タイトル別名
-
Tobacco in history : the cultures of dependence
- タイトル読み
-
タバコ ノ セカイシ
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注記
原著(Routledge, 1993)の全訳
文献: p321-347
巻末: 人名索引・事項索引
内容説明・目次
内容説明
タバコ、すなわちニコチンの強い常習作用が世界の歴史を動かしてきた。嗜好品から国家的産業への変貌の過程。21世紀のタバコは何処へいく?万能の薬草として、新大陸からヨーロッパに渡ったタバコは爆発的に流行し、庶民、貴族、老若男女を問わずその魅力に取りつかれた。紫煙の中に身をゆだねる快楽は、もうやってこないのか。
目次
- 第1章 タバコとは何か—この奇妙な植物の植物学・化学・経済学
- 第2章 精霊の糧—アメリカ先住民文化におけるシャーマニズム・癒し・タバコ
- 第3章 なぜタバコなのか—ヨーロッパ人・禁断の果実・万能薬の福音
- 第4章 儀礼・流行・医学上の言説—紙巻タバコ以前のタバコの消費
- 第5章 この小さな白き奴隷所有者—紙巻タバコ・健康・押売り
- 第6章 すべては紫煙の上に—1800年以前の植民地政策の衝撃
- 第7章 タバコは王様—1800年以前のプランター文化
- 第8章 貧者の作物?—1800年以降のタバコの拡大
- 第9章 紫煙とともに生きて—ビッグ・ビジネスとしてのタバコ
- 第10章 紫煙とともに死して—タバコは何処へ
「BOOKデータベース」 より