スペイン古典文学史
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書誌事項
スペイン古典文学史
名古屋大学出版会, 1997.1
- タイトル読み
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スペイン コテン ブンガクシ
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注記
文学史年表: p365-368
内容説明・目次
内容説明
セルバンテス、カルデロン等を擁する黄金世紀を中心に、ヨーロッパ文学に巨大なうねりを生み出し、今なお読者を魅惑しつづけるスペイン文学史上の作品の数々を、鋭敏な批評意識のもとに第一人者が過不足なく論じたリーダブルな文学史。征服記や神秘主義文学もカバーするほか、比較史的観点や社会史的背景を取り込み、さらにはキリスト・イスラム・ユダヤの三宗教が共存する特異な中世をもったスペイン社会からの史的把握を行う。
目次
- スペイン文学のイメージ形成にむけて
- 『わがシッドの歌』もしくはスペイン的個性
- 『よき愛の書』もしくはユーモアの発生
- 『ルカノール伯爵』もしくは物語の普遍性
- ロマンセ、もしくは断章のポエジー
- 『ラ・セレスティーナ』もしくは出口なきニヒリズム
- 騎士道物語、もしくは空想のリアリティー
- 『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』もしくはピカレスク小説の誕生
- クロニカ、もしくは「他者」との葛藤
- 神秘主義文学、もしくは瞑想と実践の融合
- 『グスマン、デ・アルファラーチェ』もしくは反宗教改革の文学的実践
- 『ドン・キホーテ』もしくは近代小説の祖〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より