大導寺一族の滅亡
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大導寺一族の滅亡
(六道ケ辻)
角川書店, 1995.10
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ダイドウジ イチゾク ノ メツボウ
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Description
平安時代から連綿と続く旧家・大導寺家。ひとり息子の静音は、毎年恒例の虫干しの行事のさなかに奇妙なノートの束を発見する。『「探偵記録」大導寺響太郎著す』—しかしその名は、大導寺の家系図には存在しない謎の人物であった。静音は、クラスメートの兄であり、「直さん」と慕う藤枝直顕に相談を持ちかける。そして二人はたちまち、そのノートに記された奇々怪々な記録、欲望と怨念の渦巻く時代に引き込まれてゆく…。ところが、それは過去のままでは済まなかった。まるで静音たちが封印を解いてしまったかのように、二人の身辺にもノートのなかの記述と同じ出来事が起こりはじめたのだ。大正と平成の世をつなぐ因縁の糸。悲劇は繰り返され、殺人鬼がよみがえり一族を滅ぼすのか。直顕と静音の必死の謎解きが始まる—著者渾身の傑作探偵小説。
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