本棚から猫じゃらし
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本棚から猫じゃらし
(新潮文庫, む-8-9)
新潮社, 1997.3
- タイトル読み
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ホンダナ カラ ネコジャラシ
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内容説明・目次
内容説明
達人が名作を読めば…。段ボールのスカートの大阪のおばさんに思いをはせ、若かりし日に言い寄ってきたロリコンじいさんを思い出す。芥川読めば、女の子の間でヘンテコなことが流行した中学時代を懐かしみ、漱石からはペットとの正しい付き合い方を学びとり、鴎外では小遣いを巻き上げた憎っくき親父が脳裏に浮上。感じたままに文学を楽しもう。名作に触れて、想像を膨らまそう。下ネタ、お笑い、激怒満載の好評読書エッセイ。
目次
- 網野菊「冷たい心」「ひとり暮し」—子供なんかいらない
- 織田作之助「六白金星」—大阪が好きだから
- 岡本かの子「老妓抄」—「老い」とつきあう方法
- 田山花袋「少女病」—おやじの悲劇
- 藤枝静男「田紳有楽」—前世が知りたい
- 芥川龍之介「鼻」—自分の肉体をおもちゃにすれば
- 正岡子規「仰臥漫録」—面倒をかける側の視点
- 仲町貞子「叔母梅木久子」—結婚って、何
- 宮沢賢治「よだかの星」—そこは弱いの
- 川崎長太郎「抹香町」—お金の上手な遣い方
- 黒岩涙香「弊風一斑畜妾の実例」—不倫の噂は楽しいが
- 吉川英治「忘れ残りの記」—大人の都合なんか知らない
- 宮本常一「忘れられた日本人」—下ネタは奥が深い〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より