評価言の人間化 : 自律を促す理論と方法

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評価言の人間化 : 自律を促す理論と方法

山下政俊著

(授業改革理論双書, 9)

明治図書出版, 1996.12

Title Transcription

ヒョウカゲン ノ ニンゲンカ : ジリツ オ ウナガス リロン ト ホウホウ

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参考文献: p201-203

Description and Table of Contents

Description

本著は、教育や指導はあっても評価がない、評価はあってもそれが管理になっている状況の下で、現在の評価のあり方について問い直してみたものである。第一にこれまでの評価の特徴である「ゴールからの減点法的評価」を分析・批判する一方で、これからの評価の核となるべき、「スタートからの加点法的評価」の特徴を分析・紹介し、評価言の人間化の必要性について力説した。第二に、評価は、結局のところ「子どもの発見」であること、「子どもを映す鐘となる」こと、「子どもの自律支援」であることをいくつかの観点から述べた。第三に評価言の生きる、人間化できる条件や視点について明らかにした。評価は、教育的行為・活動であって、官僚的・事務的・形式的な行為・活動ではなく、また評価は、単に技術的・方法的な問題でもなく、教育的・人間的な問題であることを強調した。

Table of Contents

  • 1 評価言の人間化とは何か(なぜ今、評価言の人間化なのか;ゴールからの評価とスタートからの評価—伝統的な評価から新しい評価へ;教育的発見としての評価—ノエシス的行為とノエマ的表象としての発見・評価 ほか)
  • 2 評価言をいかにして人間化するか—評価言の論理とその構成法(通じなくなってきた評価言とその問題点;目標、手段、条件の結合としての評価言;条件の発見としての評価言 ほか)
  • 3 実際における評価言の人間化—その条件・内容・方法(「子どもとのコミュニケーション」としての評価言—教育相談機能のある評価;「子どもの欲求」としての評価言—子どもが「生きる」評価;豊かな教材観・子ども観と働きかけから生み出される評価言 ほか)
  • 4 学習集団論の評価論(無自覚化された客観的評価と逆転した「観」;評価と子どもの間;評価観の質的転換 ほか)

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Details

  • NCID
    BN16129318
  • ISBN
    • 4182107020
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    203p
  • Size
    21cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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