ビッグバンのジレンマ
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ビッグバンのジレンマ
東洋経済新報社, 1997.9
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ビッグ バン ノ ジレンマ
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内容説明・目次
内容説明
本書の第一部では、まず日本が直面しているこのようなジレンマをくわしく説明し、原因を分析する。そして、金融制度調査会などの三つの報告にみられる問題点、特に規制緩和・撤廃の遅さや不徹底を具体的に指摘し、改善策を述べる。第二部では、ビッグバンに対応した金融行政のあり方について、政府が考えている方向性を解説し、その中身や組織の改革を批判的に検討し、さらに不良債権処理などセーフティ・ネットの強化策にも触れる。第三部では、ビッグバンの公共版ともいうべき財政投融資制度の改革を論じ、それを含む政府の財政構造改革の問題点を指摘する。
目次
- 第1部 ビッグバンの危うさ—空洞化促進か金融危機か(「護送船団方式」とその崩壊;市場間競争の激化と日本の金融空洞化;「外為法改正」は福音か、陰謀か ほか)
- 第2部 ビッグバンで金融監督行政は変わるか(大蔵省による金融行政の失敗;金融行政は財政政策から独立できるか;日銀法改正は不十分 ほか)
- 第3部 ビッグバンと財政構造改革(公的金融の縮小と財政投融資の抜本的改革;「財政構造改革法案」は羊頭狗肉か;財政構造改革でマクロ経済はどうなる ほか)
「BOOKデータベース」 より