書誌事項

作家の日記

ドストエフスキー著 ; 小沼文彦訳

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 1997.9-1998.2

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タイトル読み

サッカ ノ ニッキ

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注記

底本は「ドストエフスキー全集」第12-14巻(筑摩書房、1976年12月-1980年11月刊)

1: 1873年

2: 1876年1月-6月

3: 1876年7月-12月

4: 1877年1月-6月

5: 1877年7月-12月

6: 1880年8月・1881年1月

ドストエフスキー年譜: 6: p331-352

全巻目次: 6: p353-365

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784480083814

内容説明

ドストエフスキーは、肉親にも、親友にも理解されることがなかった。批評家には、作品は理解できても、その人柄は理解できなかった。その意味で、ドストエフスキーほど孤独な人間も珍しい。それだからこそ、なんとしても自分自身について語りたい。『作家の日記』は、ドストエフスキーの、このようなやむにやまれぬ気持から生まれた特異な作品群である。第1巻は、1873年に雑誌『市民』に発表したものを収める。

目次

1873年(はじめに;往時の人たち;環境;個人的なことをひとつ;ヴラース;ボボーク;途方にくれたお顔つき;「ある人物」の半書簡;展覧会に関連して;仮装の人;空想と幻想;ある新しい戯曲について;小景;先生;嘘についての一言;現代的欺瞞のひとつ)
巻冊次

2 ISBN 9784480083821

内容説明

ドストエフスキーほど孤独な人間も珍しい。それ故にこそ、自分自身について語りたい、という思いで書かれたのが『作家の日記』という作品群である。1876年前半に書かれた本巻は“社会政治評論”に属するものが圧倒的に多く、ドストエフスキーの当時の関心がどこにあったかを如実に示している。“文学的作品”に属するものとしては「キリストのヨールカに召された少年」と「百姓マレイ」「百歳の老婆」がある。いずれも愛すべき短編であり、人生の基盤である真理と秩序にたいする信念は、家庭のしつけによって親から子へと伝えられる、という持論が展開されている。

目次

  • 序文のかわりに大熊座と小熊座、偉大なゲーテの祈りと、おしなべてさまざまな悪癖について。
  • 今度書く長篇小説。ふたたび「偶然の家族」。
  • 芸術家クラブのヨールカ祭。思考力のある子供と解放された子供。「食いしんぼうの青年たち」。ウイ嬢。突き当たる若者たち。せっかちなモスクワの大尉。
  • 黄金時代はポケットの中にある。
  • お手々を突き出す男の子。
  • キリストのヨールカに召された少年。
  • 少年犯罪者のコロニー。暗い人間の標本。汚れた魂を改造して汚れのないものに。最善と認められるその方法。小さいが大胆な人類の友。
  • ロシヤ動物愛護協会。伝書使。緑の酒。堕落熱とヴォロビヨフ。終わりからか始めからか?
  • 降神術。悪魔について一言。これがもし悪魔だとすれば、悪魔の悪知恵はひととおりではない。〔ほか〕
巻冊次

6 ISBN 9784480083869

内容説明

健康がすぐれず、また、大作「カラマゾフの兄弟」執筆のために長らく中断されていた「作家の日記」だったが、1880年8月にようやく臨時号を出すことができた。ここに掲載された「プーシキン論」は、全世界の人類を結合させようと願っていたドストエフスキーの、プーシキンに仮託した福音の書であった。この号の成功に勢いを得て、翌年からの本格的な再刊を目論んだ並々ならぬ意欲にもかかわらず、1881年1月号の最終校が届けられた翌日、ドストエフスキーは静かに息を引きとった。巻末に、アンリ・トロワイヤほか三人の「作家の日記」について論じた文章、年譜・全巻目次を付す。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA32474960
  • ISBN
    • 9784480083814
    • 9784480083821
    • 9784480083838
    • 9784480083845
    • 9784480083852
    • 9784480083869
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    rus
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    6冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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