クレー《大はしゃぎ》: 芸術家としての実存の寓意
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書誌事項
クレー《大はしゃぎ》: 芸術家としての実存の寓意
(作品とコンテクスト)
三元社, 1997.10
- タイトル別名
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Paul Klee : Übermut : Allegorie der künstlerischen Existenz
- タイトル読み
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クレー オオハシャギ : ゲイジュツカ トシテノ ジツゾン ノ グウイ
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注記
原著(Frankfurt am Main : Fischer Taschenbuch Verlag , 1990)の全訳
折り込図1枚
クレーの生涯に関する年表: p127-129
精選参考文献(注釈付): p130-135
内容説明・目次
内容説明
第二次世界大戦勃発後スイスに亡命したクレーは、着実に迫る死を眼前に、自分の芸術が持つ「目的」について自問した。そして彼は綱渡り師という象徴を拠り所とし、この作品「大はしゃぎ」を制作する。歴史に対峙し狼狽しつつも、その中で自らの芸術家としての展開を想起すること—まさにその過程において、芸術家としての自己理解に対する、問と答えが存在している。
目次
- 第1章 現代史に関する意識
- 第2章 緊張をはらむイメージの力学
- 第3章 危うい綱渡り
- 第4章 歴史風刺の伝統
- 第5章 世界を超越した視点からの統合
- 第6章 襲いかかる戦争
- 第7章 寓意的な戦争イメージの類型
- 第8章 死を告げる太鼓
- 第9章 芸術の理想の疑わしさ
- 第10章 悲劇的な自己主張
- 第11章 歴史風刺の楽観主義
- 第12章 戦争と芸術
- 第13章 クレー芸術の行方
「BOOKデータベース」 より