「青年」の誕生 : 明治日本における政治的実践の転換

書誌事項

「青年」の誕生 : 明治日本における政治的実践の転換

木村直恵著

新曜社, 1998.2

タイトル別名

青年の誕生 : 明治日本における政治的実践の転換

タイトル読み

セイネン ノ タンジョウ : メイジ ニホン ニオケル セイジテキ ジッセン ノ テンカン

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注記

引用文献一覧: p352-358

関連年表: p371-376

著者の修士論文「自由民権運動の終焉と『壮士』, 『青年』, 『少年』 : 明治二〇年代初頭における政治的主体の構築とその帰結に関する文化史的考察」(東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化研究室, 1995年度 提出)を大幅に加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

政治意識の喪失から「日本国民」の生成へ。明治二十年代初頭、「青年」という言葉が新しい世代を指す言葉として誕生する。一方その否定としての「壮士」という言葉もまた流通する。この「青年」と「壮士」の桔抗とその帰趨に政治的「実践」という視点から目を凝らし、日本人が政治意識を喪失した瞬間を鮮やかに浮き彫りにする。これはまた「日本国民」生成の瞬間でもあった。思想史に新局面を拓く新鋭の力作。

目次

  • 1 「旧日本」から「新日本」へ—「青年」的言説の登場
  • 2 「壮士」的実践の展開—運動会、悲憤慷慨、腕力
  • 3 「青年」の誕生
  • 4 「政治」と「文学」—「青年」的なものの原理
  • 5 非政治化の時代—「青年」的実践の帰結

「BOOKデータベース」 より

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