ヨーロッパのサロン : 消滅した女性文化の頂点
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書誌事項
ヨーロッパのサロン : 消滅した女性文化の頂点
(りぶらりあ選書)
法政大学出版局, 1998.2
- タイトル別名
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Europäische Salons : Höhepunkte einer versunkenen weiblichen Kultur
- タイトル読み
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ヨーロッパ ノ サロン : ショウメツ シタ ジョセイ ブンカ ノ チョウテン
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注記
原著(München, 1992)の全訳
参考文献: 巻末p29-34
内容説明・目次
内容説明
文学的サロンはヨーロッパ文化史のもっとも魅力的な現象の一つである。イタリアルネサンスに前形式が生まれ20世紀に消滅するまで、それは女性文化と洗練された作法の自由な活動空間、母権制の魅惑的な面をなしていた。才気あふれる思考の飛翔、知性の輝き、ほのかに漂うエロチシズム、そして大胆な政治的反乱、その中心にはつねに女性がいた。この精神と魅力の飛び地が及ぼしたヨーロッパ的影響は計り知れない。本書はこの文化宇宙の多様な伝統とコスモポリタン的なかかわり合いを描き、もっとも魅惑的な女性像に光を当て、「失われた楽園」を再現する。
目次
- 社交的小宇宙としてのサロン
- 遡行—サロン文化の先駆者たち
- 太陽王と啓蒙主義の時代における文学サロン
- ロマン主義時代のサロン文化
- 遅れ咲き—王政復古から現代までのサロン
- 20世紀におけるサロン文化の変種と末裔
- 「失われた楽園」を惜しんで
「BOOKデータベース」 より