グレアム・グリーン伝 : 内なる人間
著者
書誌事項
グレアム・グリーン伝 : 内なる人間
早川書房, 1998.2
- 上
- 下
- タイトル別名
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Graham Greene : the man within
グレアム・グリーン伝
- タイトル読み
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グレアム グリーン デン : ウチナル ニンゲン
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注記
グレアム・グリーン著作・文献目録: 下:p382-391
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784152081407
内容説明
本書は生前の作家をよく知る親族や知人ら数十人とのインタビューを基に書かれた、20世紀文学の巨匠グレアム・グリーン(1904‐91)についての初の本格的伝記である。本書はまた数百を越える手紙や文書などの新資料を参照し、『ブライトン・ロック』『権力と栄光』『事件の核心』『第三の男』などを含むグリーンの主要作品について根源的な再解釈を施している。きわめて刺激的であり、既存のグリーン像にとらわれない本伝記は、広範なグリーンの愛読者に衝撃を与えずにはおかないだろう。本書は巻末に詳細な索引、グレアム・グリーン著作・文献目録を配し、研究者の便宜を図った。上巻では、厳格なパブリック・スクールの校長の一家に生まれたグリーンの生い立ち、少年時代、特異な人格形成、オックスフォード大学時代、結婚、騒然たる欧州情勢から第二次世界大戦へと進む時代の中での作家としての地位の確立が描かれる。作品でいうと処女作『内なる私』から『ブライトン・ロック』までの時期を扱う。
目次
- 第1章 ロチェスター卿の人間
- 第2章 私はスパイ
- 第3章 秘密の庭
- 第4章 「イエス」そして「ノー」
- 第5章 詩人の気風
- 第6章 拘束要件
- 第7章 天国のことはあとでいい
- 第8章 危険なところ
- 第9章 帳尻を合わせる
- 第10章 野蛮の中心
- 第11章 映画
- 第12章 世界情報
- 巻冊次
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下 ISBN 9784152081414
内容説明
本書では第二次世界大戦中のイギリス情報部での活動に始まって、戦後も引き継がれる秘密のスパイ行為、キム・フィルビーとの関係、国際政治の舞台での発言、小説とその映画化、第三、第四の女性との関係、家庭の破綻、カトリック信仰の問題などとグリーンの文学との深い関係が追究される。作品でいうと『権力と栄光』から遺作『最後の言葉』までを扱う。
目次
- 第13章 境界域を超えて
- 第14章 破綻
- 第15章 トップ・シークレット
- 第16章 邪魔者は殺せ
- 第17章 未発見の国
- 第18章 第三の女
- 第19章 赤の脅威
- 第20章 道化じみた気質
- 第21章 実を言うと
- 第22章 鉄道の怪物、もしくはブライトン再訪
- 第23章 あそこを訪ねて
「BOOKデータベース」 より