書誌事項

精神分裂病 : 臨床と病理

松本雅彦編

人文書院, 1998.4-2001.6

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タイトル読み

セイシン ブンレツビョウ : リンショウ ト ビョウリ

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注記

執筆者: 岡崎伸郎ほか

2の編者: 永田俊彦

3の編者: 関根義夫

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784409340189

内容説明

本書に掲載された11編の論文は、1996年6月21日から23日にかけて約20名の精神科医が京都・嵯峨野のコミュニティ・センターに集い、二泊三日の合宿形式でもたれたワークショップでの報告をもとに、それぞれが当日の討論(語らい合い)をふまえて練り上げたものである。

目次

  • 精神分裂病の「力学的病勢モデル」序説
  • 「強迫と妄想」再考
  • 感情鈍麻のはじまり—感情反応が低下していると自覚した初期分裂病症例を通じて
  • 過剰な内省と自生体験が目立つ一例—「初期分裂病」における思考障害について
  • 「妄想知覚」の形成過程についての微視的解析—初期から極期への移行段階にある分裂病の一例を通して
  • 急性期分裂病患者の顔と倫理
  • 「プレコックス感」の一考察—一症例経験を通して
  • 現代の分裂病患者における自我漏洩症状の特徴—青年期分裂病外来患者グループを構成する症例を中心に
  • 中年期を向かえた分裂病者の「薄氷感」について
  • 治療者‐患者間の信頼関係の修復過程
  • 離人症にみる「二重意識」の病理—重傷離人症三十七年の経過から
巻冊次

2 ISBN 9784409340257

内容説明

治療論総論から分裂病モデルの試論まで、精神病理学の新しい時代にふさわしい新鮮な発想12編。

目次

  • 戦略的エポケーについて—他者の病理からみた分裂病治療論
  • 分裂病を主観的に記述すること
  • ある慢性女性分裂病患者に認められた対人姿勢に関する考察
  • 世界的規模の妄想世界をめぐって—家族に対する両価的感情を端緒として
  • 分裂病寛解前期の「寂しさ」を取り上げることの治療学的意義
  • 面前他者に関する注察・被害念慮—初期分裂病に対する誤診の一要因
  • 初期分裂病における自生記憶想起の諸相
  • 転帰からみた内因性若年—無力性不全症候群の疾患論的位置づけ
  • 治療経過のなかで躁うつ病化する分裂病症例
  • 非定型精神病における共同体と他者体験—類的存在の病理としての精神病(一)
  • フロイトによるパラノイア論の展開と分裂病への射程
  • カオスの精神分裂病論への前哨—精神病理学は自然科学理論のアナロジーをどこまで許容するか
巻冊次

3 ISBN 9784409340264

内容説明

本書は一九九八年の夏、東京大学・分院神経科の担当で東京・戸山サンライズを会場にして開かれた「第三回精神分裂病の精神病理と治療ワークショップ」の記録です。

目次

  • 心と声—考想化声、幻聴理解のための補足的考察
  • 魔術的思考とコンクレティスム—境界例と精神分裂病
  • 分裂病治療における精神科医の「誠実さ」をめぐって
  • 治療の視点からみた一慢性分裂病者の「反復的態度」
  • 分裂病寛解前期の精神療法的関与についての一試論
  • 経過の良好な精神分裂病者に残された治療的課題
  • 分裂病における寛解時高揚病相
  • 初期分裂病の発病年齢と転帰
  • 分裂症性他者体験における「絶対的な外部」について—類的存在の病理としての精神病(二)
  • 精神分裂病者における所属をめぐる諸問題—「職域関連性分裂病」という概念の提唱
  • 分裂病者と「社会」—症状構造、存在様式、症状発現状況からの検討
  • 未来の創発と分裂病—強度と危急化の病理について

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA35701220
  • ISBN
    • 4409340182
    • 4409340255
    • 4409340263
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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