痛みの文化史
著者
書誌事項
痛みの文化史
紀伊國屋書店, 1998.5
- タイトル別名
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The culture of pain
- タイトル読み
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イタミ ノ ブンカシ
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注記
原著 (California : University of California Press, 1991) の全訳
内容説明・目次
内容説明
「痛み」は愛のように神秘にあふれ、自分とは何かを問いなおす、根本的かつ人間的な体験である。本書は、「痛み」をキーワードとする体験のほとんどを網羅し、現代の痛みをめぐる医学知識を援用しながら、古今の文学や哲学、キリストの磔刑やラオコーン像、アリストテレスやカント、ゲーテやサドなどを題材に取り上げつつ、肉体の痛みと精神の痛み、本物の痛みと偽物の痛みという二項対立を超え、「痛み」の歴史的、文化的、心理社会学的構造を探究する。
目次
- 序章
- 第1章 生きている痛み—神秘かパズルか
- 第2章 痛みの意味
- 第3章 目に見えない流行病
- 第4章 喜劇の痛み
- 第5章 ヒステリー、痛み、ジェンダー
- 第6章 痛みの幻視体験と苦しみの政治学
- 第7章 痛みは頭のなかにある
- 第8章 痛みの利用
- 第9章 痛々しい快楽—美と苦痛
- 第10章 セックス、痛み、あのマルキ・ド・サド
- 第11章 悲劇の痛み
- 第12章 痛みの未来
「BOOKデータベース」 より