書誌事項

痛みの文化史

デイヴィド・B.モリス [著] ; 渡邉勉, 鈴木牧彦訳

紀伊國屋書店, 1998.5

タイトル別名

The culture of pain

タイトル読み

イタミ ノ ブンカシ

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注記

原著 (California : University of California Press, 1991) の全訳

内容説明・目次

内容説明

「痛み」は愛のように神秘にあふれ、自分とは何かを問いなおす、根本的かつ人間的な体験である。本書は、「痛み」をキーワードとする体験のほとんどを網羅し、現代の痛みをめぐる医学知識を援用しながら、古今の文学や哲学、キリストの磔刑やラオコーン像、アリストテレスやカント、ゲーテやサドなどを題材に取り上げつつ、肉体の痛みと精神の痛み、本物の痛みと偽物の痛みという二項対立を超え、「痛み」の歴史的、文化的、心理社会学的構造を探究する。

目次

  • 序章
  • 第1章 生きている痛み—神秘かパズルか
  • 第2章 痛みの意味
  • 第3章 目に見えない流行病
  • 第4章 喜劇の痛み
  • 第5章 ヒステリー、痛み、ジェンダー
  • 第6章 痛みの幻視体験と苦しみの政治学
  • 第7章 痛みは頭のなかにある
  • 第8章 痛みの利用
  • 第9章 痛々しい快楽—美と苦痛
  • 第10章 セックス、痛み、あのマルキ・ド・サド
  • 第11章 悲劇の痛み
  • 第12章 痛みの未来

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA35870170
  • ISBN
    • 4314008237
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvii, 608p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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