スタンダード精神科救急医療
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書誌事項
スタンダード精神科救急医療
メヂカルフレンド社, 1998.8
- タイトル読み
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スタンダード セイシンカ キュウキュウ イリョウ
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内容説明・目次
内容説明
精神科救急をきちんとした形で行いたいという要望は、今や、関係者間に広く浸透している。本書は、これらを受けて、運営実務側(13年にわたる単立精神科救急病院の運営の経験)に立って描かれた展開図である。内容には、守備範囲、目標などまず関係者に意識化されるべきことにはじまり、24時間電話インテーク、隔離室機能、法業務、狭義急性期・臨界期・回復期・退院準備帰(デイホスピタルの活用を含む)の薬物その他の治療・看護など日常の流れに沿った実務、看護職、PSW、医師それぞれの仕事、インフォームドコンセント、施設の設計(内外の病院の写真、スケッチが使われる)、救急搬送、加うるに、アルコール・薬物性精神障害への対処(司法警察の問題を安易に医療の問題に転嫁してはならないことが繰り返し強調される)、仮入院の問題、救急精神療法、電気けいれん療法などが記されている。これらのうち、本書の性格を最も特徴づけるものは、「精神科救急施設の設計」と「救急精神療法」で、メディカリゼーションに不可欠な項目として描かれるが、これらは本書の展開が、現実に向き合い、アカデミズムではなく、プロフェッショナリズムに立っていることを示すものでもある。
目次
- 1 精神科救急医療の戦略(やるべき仕事の守備範囲;精神科救急医療10の戦略;精神科救急医療が目指すもの)
- 2 精神科救急医療の戦術(精神科救急医療のシステム;各段階ごとの技術;各部署ごとの技術・タクティクス)
- 3 個別の項目(救急搬送;精神科急性期と身体管理;精神科救急におけるアルコール・薬物性精神障害への対処の仕方 ほか)
「BOOKデータベース」 より