記憶と反復 : 歴史への問い
著者
書誌事項
記憶と反復 : 歴史への問い
青土社, 1998.9
- タイトル別名
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Mémoire et répétition
- タイトル読み
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キオク ト ハンプク : レキシ エノ トイ
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内容説明・目次
内容説明
「歴史」と「忘却」に抗して。ホロコーストを証言で描く映画と、パレスチナ兵との思い出を綴るジュネを導きの糸に、記憶とは何か、という最もアクチュアルな問題を根底から問い返す。ドゥルーズ、フーコー、シャルル・ペギーらの実践を踏まえ、言葉を奪われた人びとの沈黙と、歴史から零れ落ちる記憶の微粒子の律動に耳を澄ます、新たなる思想家の誕生。
目次
- 序章 指と視線—イマージュ、アフォーダンス、エノンセ
- 第1章 「かくも静穏な場所に…」—証言と詩、そして狂気
- 第2章 歎願者の使命—他者の悲惨を反復し、沈黙を語る
- 補章 瓦磔の下の記憶—映画『河童』とパレスチナの少女
- 第3章 無言の表面に語らせること—潜勢態としての記憶とその翻訳
- 第4章 言語とその分身—アントナン・アルトー、人間のいない反復
- 第5章 記憶の反復—歴史(の終焉)と反歴史的実践
「BOOKデータベース」 より