吉良の言い分 : 真説・元禄忠臣蔵
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吉良の言い分 : 真説・元禄忠臣蔵
KSS出版, 1998.9
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キラ ノ イイブン : シンセツ ゲンロク チュウシングラ
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注記
主要参考・引用文献: 下巻巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784877092672
内容説明
吉良上野介は温厚にして聡明な名君であり、家臣はもとより領地吉良の民びとたちからも、こよなく慕われた。浅野内匠頭との争い事は、吉良家の台頭をおそれた時の権力者、柳沢吉保の陰謀によって、でっちあげられた。松の大廊下での刃傷沙汰は、内匠頭の乱心によるもの以外のなにものでもない。上野介には落ち度どころか、赤穂勢にうらまれるすじあいなど、まるでなかった。大石内蔵助は、ほんとうは吉良に罪などないことを知っていた。過激派の堀部安兵衛らにつきあげられて、しかたなく討ちいりを決行したのである。歴史の謎に迫る書き下ろし長編。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784877092689
内容説明
討ちいりは、じつのところ押し込み強盗と変わらない。衣に鎖を付けるなどした重装備の赤穂浪士が夜討ちを強行、寝巻き姿の吉良勢に襲いかかったのだ。ために十三歳の茶坊主をはじめ多くの者たちが惨殺された。吉良家随一の剣客清水一学は、じつは上野介とその愛妾との間の落とし子であった。町家の娘との激しい恋に心を残しながらも、一学は懸命に上野介を守って、熾烈な最期をとげる。吉良上野介は赤穂の者の手にかかって殺されたのではない。そのような不名誉をうとみ、周到に準備された秘策によって、みずから生命を絶ったのである。構想から二十年、真相を解く大作。
「BOOKデータベース」 より