塚本邦雄全集

著者

• 塚本, 邦雄 ツカモト, クニオ
• 北嶋, 廣敏 キタジマ, ヒロトシ
• 堀越, 洋一郎 ホリコシ, ヨウイチロウ

書誌事項

塚本邦雄全集

塚本邦雄著

ゆまに書房, 1998.11-2001.6

• 第1巻
• 第2巻
• 第3巻
• 第4巻
• 第5巻
• 第6巻
• 第7巻
• 第8巻
• 第9巻
• 第10巻
• 第11巻
• 第12巻
• 第13巻
• 第14巻
• 第15巻
• 別巻

タイトル読み

ツカモト クニオ ゼンシュウ

注記

第1-3巻: 短歌1-3. 第4巻: 短歌4・俳句・散文詩. 第5-7巻: 小説1-3. 第8-15巻: 評論1-8. 別巻: 短歌作品索引・年譜・他

月報あり

著者の肖像あり

総目次: 別巻 p503-523

別巻所収の同人誌『極』は「極の会 1960年6月発行(創刊号)」の縮小複製

解題 / 北嶋廣敏, 堀越洋一郎

収録内容

• 第1巻: 水葬物語
• 裝飾樂句(カデンツア)
• 日本人靈歌
• 水銀傳説
• 緑色研究
• 感幻樂
• 星餐圖
• 蒼鬱境
• 青き菊の主題
• されど遊星
• 第2巻: 閑雅空間
• 天變の書
• 歌人
• 豹變
• 詩歌變
• 不變律
• 波瀾
• 黄金律
• 第3巻: 魔王
• 獻身
• 風雅黙示録
• 汨羅變
• 初學歴然
• 透明文法
• 驟雨修辞學
• 第4巻: 青帝集
• 銅曜集
• 黄冠集
• 森曜集
• 芒彩集
• 寄花戀
• 摩多羅調
• 香柏割禮
• 趨翅箋
• 水無月帖
• 唾唱群島
• 新月祭
• 雀羅帖
• 白露帖
• 神無月帖
• 如月帖
• 七弦集
• 黒曜帖
• 新歌枕東西百景
• 海の孔雀
• 六白嬉遊曲
• 花にめざめよ
• 陽帝領
• 銀箭
• 味蕾帖
• 出埃及記
• 羅甸繪骨牌
• 香霞帖
• 霜花帖
• 歌仙夏鶯の巻
• 燦花帖
• 花劇
• 風雅
• 華變
• 玲瓏
• ラテン吟遊
• 歌仙玉霰の巻
• 薄明母音
• 詞花芳名帖
• 翠華帖
• 樹映交感
• 魔笛
• 断弦のための七十句
• 青菫帖
• 花鳥星月
• 残花帖
• 燦爛
• 甘露
• 流露帖
• ハムレット
• 第5巻: 藤原定家
• 菊帝悲歌
• 紺青のわかれ
• 雨の四君子
• 第6巻: 獅子流離譚 : わが心のレオナルド
• 荊冠傳説 : 小説イエス・キリスト
• トレドの葵
• 琥珀貴公子
• 第7巻: 戀 : 六百番歌合 : <戀>の詞花對位法
• 黄昏に獻ず
• 夏至遺文
• 第8巻: 定型幻視論
• 序破急急
• 詞華栄頌
• 第9巻: 夕暮の諧調
• 花隠論 : 現代の花伝書
• 第10巻: 煉獄の秋
• 非在の鴫
• 稀なる夢
• 第11巻: 翡翠逍遥 : 韻文の遠近法的考察
• 先驅的詩歌論
• 麒麟騎手 : 寺山修司論
• 第12巻: 國語精粹記
• ことば遊び悦覽記
• 新・悦樂園園丁辭典
• 玉蟲遁走曲
• 第13巻: 詞華美術館
• 幻想紀行 : 地圖を歩く
• 半島 : 成り剩れるものの悲劇
• 花名散策 : 草木の名の美と驚き
• 第14巻: 定家百首
• 新撰小倉百人一首
• 藤原俊成・藤原良経
• 第15巻: 百句燦燦
• 雪月花
• 珠玉百歌仙
• 別巻: メトード : 1号-7号
• 高踏集 : 合同歌集
• 極

内容説明・目次

巻冊次

第2巻 ISBN 9784897145358

内容説明

“幻視こそ我が使命”—“変”の末に歌人が到る究極のオードとは。研ぎ澄まされた詩魂と美学が生み出す古今未曾有の詩歌群。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。第二巻の本巻には、『閑雅空間』から『黄金律』までの八冊の「序数歌集」を刊行順に収録。昭和五十二年から平成三年まで十四年の間に刊行された、塚本邦雄五十歳代半ばから六十歳代の作である。

目次

• 閑雅空間—第十一歌集
• 天変の書—第十二歌集
• 歌人—第十三歌集
• 豹変—第十四歌集
• 詩歌変—第十五歌集
• 不変律—第十六歌集
• 波瀾—第十七歌集
• 黄金律—第十八歌集

巻冊次

第3巻 ISBN 9784897145365

内容説明

戦中と世紀末、半世紀を経て巡り遇ふ習練期・熟練期の詩歌群。時を貫く交響楽の調べが今、新世紀への扉を叩く！現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

目次

• 魔王（第十九歌集）（くれなゐの朴；廃墟；華のあたりの　ほか）
• 献身（第二十歌集）（そのかみやまの；必殺奏鳴曲；アナス・ホリビリス　ほか）
• 風雅黙示録（第二十一歌集）（百花園彷徨；五絃琴；天網篇　ほか）
• 汨羅変（第二十二歌集）（世紀末風信帖；春雷奏鳴曲；風流野郎　ほか）
• 初学歴然（未刊歌集）（初学歴然—「水葬物語」「透明文法」以前；初心忘るべし；跋　未刊未熟未遂の辞）
• 透明文法—「水葬物語」以前（未刊歌集）（蜉蝣紀；暗緑調；天の傷　ほか）
• 驟雨修辞学（未刊歌集）（雲母街；金環蝕；睡眠戒　ほか）

巻冊次

第4巻 ISBN 9784897145372

内容説明

半世紀に及ぶ美への試行を彩る幻の小歌集、句集、詩集を網羅。小宇宙を孕む遊星達が照射する塚本短歌のもうひとつの貌。

目次

• 青帝集
• 銅曜集
• 黄冠集
• 森曜集
• 芒彩集
• 寄花恋
• 摩多羅調
• 香柏割礼
• 趨翅箋
• 水無月帖〔ほか〕

巻冊次

第5巻 ISBN 9784897145389

内容説明

存在の運命と本質を掴み取る“言語の魔力”—現代小説への反措定をなす明晰なる小説技法が現出するバロック的世界。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。本巻には、長編小説四編を収録。

巻冊次

第6巻 ISBN 9784897145396

内容説明

短歌だけではなく、小説・評論・エッセイなど、膨大な作品をジャンル別に編纂。塚本邦雄の全業を総合的に読める、初めての全集。本巻には、「小説２」として、「外国」という枠組みによる四作品を収録した。

巻冊次

第7巻 ISBN 9784897145402

内容説明

グロテスクな舞台に上がる役者たちの数奇な運命。文学のあらゆる毒を巡り展開する絵巻物は、魔の酩酊を伴ひ読者を圧倒する。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

巻冊次

第8巻 ISBN 9784897145419

内容説明

時代を超える方法と詩精神が現出する“幻視”の“定型空間”—短歌史の転回と展開を促した塚本邦雄の初期評論群。本巻には、塚本邦雄の初期の短歌観や韻文観、文学観の表明された評論集である『定型幻視論』『序破急急』『詞華栄頌』の三冊を完全収録。昭和二十六年から昭和四十七年までに執筆・発表された広範なエッセイが収録されている。

目次

• 定型幻視論（短歌における「現代」；歌の回復；反・反歌　ほか）
• 序破急急（悪について；殺青；エデンの西—われわれにとって父とはなにか　ほか）
• 詞華栄頌（原色の法悦—窪田空穂；逆説的方法論—柴生田稔；シケイロスの首—坪野哲久　ほか）

巻冊次

第9巻 ISBN 9784897145426

内容説明

究極の詩魂はいかにして鍛えられたのか？詩文創造の鍵を握る最初期評論群。ロゴスの大海を貫く光を求め、詩人は飛翔する。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

目次

• 夕暮の諧調（死せる皇子らのための呪詞—大伯皇女の手記；紅葉非在—新古今集の復権；夕暮の諧調—西行論；他界の花月—「よそ」について　ほか）
• 花隠論（花隠—一期一会とはいかなる狂気か；火達磨詩法—藤原定家；麦芽昏睡—あるいは受肉の倫理について；迷宮晩餐　ほか）

巻冊次

第10巻 ISBN 9784897145433

内容説明

“不実の秋”を一閃に切り拓く鋭利なる批評精神。豊潤なる佳什の本質を現代へと齎らす、古典世界への無限なるまなざし。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。本巻には、昭和四十七年から五十三年にかけての作品が収められている。五十一歳のとき勤務先を退社し、執筆に専念することになる、その前後の著作である。

目次

• 煉獄の秋（睡れる梨—詩人の成熟と腐爛に関する歌合；煌めく蠍；聖・同類項　ほか）
• 非在の鴫（鴫こそ二つ—歌と謡；いかなる鴫；「心の秋」考　ほか）
• 稀なる夢（萩の右大臣考—「金槐集」の虚質；海はあせなむ—後鳥羽院断想１；誰かみなせの—後鳥羽院断想２　ほか）

巻冊次

第11巻 ISBN 9784897145440

内容説明

麒麟の如く短歌界を疾駆した“偉大なる通行者”寺山修司。塚本邦雄との激突と友愛の記録は時を超え戦後短歌のクロニクルとなる。

目次

• 翡翠逍遙—韻文の遠近法的考察（卯月遠近法；死海の花；赤裸錦繍　ほか）
• 先駆的詩歌論（闇を愛す；命名神聖論；アカンサス黙示録）
• 麒麟騎手—寺山修司論（論篇；書簡篇・雁の涙）

巻冊次

第12巻 ISBN 9784897145457

内容説明

本巻には、「評論５」として、『国語精粋記—大和言葉の再発見と漢語の復権のために』『ことば遊び閲覧記』『新・悦楽園園丁辞典』『玉虫遁走曲』の四冊を収録する。塚本邦雄の著作活動は多方面にわたっている。数多くの評論（散文）作品のなかから、本巻では「言葉」と「音楽」という視点から四冊を選定し、一巻とした。

目次

• 国語精粋記—大和言葉の再発見と漢語の復権のために（固有名詞論；詩歌亡びず）
• ことば遊び悦覧記（古代詩歌；１０世紀のアラベスク和歌　ほか）
• 新・悦楽園園丁辞典（反歌を伴ふ瞬篇小説集；悦楽園園丁辞典）
• 玉虫遁走曲（フーガ“斑鳩”—ワーグナー幻想；男巫の抒情詩（カルメン）—梁塵秘抄とカルミナブラーナ　ほか）

巻冊次

第13巻 ISBN 9784897145464

内容説明

常に“この世界の外側”を志向する詩人の魂は、現実を遊離し、古今東西の詩歌を、霧中の街路を、そして幻想の半島を彷徨する。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

目次

• 詞華美術館（落涙献呈；天網靉靆；虹彩煉獄）
• 幻想紀行—地図を歩く（迷路の街；孤島群島；断崖絶壁　ほか）
• 半島—成り剰れるものの悲劇（Ｐｅｎｉｎｓｕｌａ；能登半島；続・能登半島　ほか）
• 花名散策—草木の名の美と驚き（古今花名論；東西花名譚；舶来花名談　ほか）

巻冊次

第14巻 ISBN 9784897145471

内容説明

新古今の遊星群の織りなす数々のドラマ。その中心、藤原定家に敢然と挑んだ“現代の定家”塚本邦雄の面目躍如たる評論三篇。

目次

• 定家百首—良夜爛漫（藤原定家論；定家百首；跋）
• 新撰　小倉百人一首（序—われのみぞ；塚本邦雄　新撰小倉百人一首；跋—おきまよふ）
• 藤原俊成・藤原良経（藤原俊成；藤原良経；新古今時代の惑星）

巻冊次

第15巻 ISBN 9784897145488

内容説明

十七音、三十一音の内に潜む韻律の“魔”。希代のアンソロジストによって招喚さる精霊たちの示す、新たなる詩歌創造の錬金術。現代短歌の光源・塚本邦夫の全業。

目次

• 百句燦燦（森森；瀟瀟；炯炯；予響凛凛　ほか）
• 雪月花（絶唱交響；雪の巻—後京極摂政太政大臣；月の巻—従二位家隆；花の巻—権中納言定家）
• 珠玉百歌仙

巻冊次

別巻 ISBN 9784897145495

内容説明

半世紀に及ぶ美への試行の出発点となった、『メトード』『高踏集』。そして幻の同人誌『極』を完全収録。現代短歌の光源・塚本邦雄の全業。

目次

• メトード
• 高踏集—合同歌集（孤宴（東博）；雅歌（船津碇次郎）；花の重量（平光善久）；会話（玉井照子）；青芝（平井恵美）　ほか）
• 極（現代の「歌」のゆくえ（座談会）；小さな聖者；黄色自治領；戦争責任意識は何故構成されないか；海賊衆　ほか）

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

• NII書誌ID(NCID): BA38677268
• ISBN:
  • 4897145341
  • 489714535X
  • 4897145368
  • 4897145376
  • 4897145384
  • 4897145392
  • 4897145406
  • 4897145414
  • 4897145422
  • 4897145430
  • 4897145449
  • 4897145457
  • 4897145465
  • 4897145473
  • 4897145481
  • 489714549X
• 出版国コード: ja
• タイトル言語コード: jpn
• 本文言語コード: jpn
• 出版地: 東京
• ページ数/冊数: 16冊
• 大きさ: 23cm
• 分類:
  • NDC8 : 918.68
  • NDC9 : 918.68