ボルヘス詩集
著者
書誌事項
ボルヘス詩集
(海外詩文庫, 13)
思潮社, 1998.12
- タイトル別名
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J.L.Borges
- タイトル読み
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ボルヘス シシュウ
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注記
年譜: p185-189
内容説明・目次
内容説明
第一次世界大戦前後のジュネーブやマドリードで前衛主義の洗礼を受けた後、「宿命」のブエノスアイレスに帰還したボルヘスは、斬新な「ウルトライスモ」の旗幟を掲げて詩壇に打った出た。しかし、それぞれ『審問』と『伝奇集』で代表されるエッセー、短篇のような他ジャンルに関るあいだに、詩風を一変させる。中年に至ってホメーロスやミルトンと同じく失明の悲運に遭遇したこともあって、記憶と推敲に便利なソネットのような定型を用い、月、川、砂、薔薇、虎、鏡といった伝統的な隠喩を借り、古今東西の神話、伝説、文学。思想からの引用を頼りながら、宇宙と存在の永遠の在りようを探る形而上学的な詩人へと変貌したのだ。本書では、『創造者』以降の晩年の詩集からできる限り多くの作品を採ることによって、反時代的であるが故にかえって時代に新鮮な衝撃を与えた、めくるめく「時間の迷宮」の主の姿を鮮明に浮かび上がらせようとした。
目次
- 見知らぬ街
- サン・マルティン広場
- ロサス
- 散策
- 夜明け
- サン・フアン街の夜
- バラ色の店のある街
- 町外れの地平線を眺めながら
- 別れ
- キローガ将軍、馬車で死に向かう
- 平安を誇る〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より