忠臣蔵とは何だろうか : 武士の政治学を読む
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忠臣蔵とは何だろうか : 武士の政治学を読む
(NHKブックス, 849)
日本放送出版協会, 1998.12
- タイトル読み
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チュウシングラ トワ ナンダロウカ : ブシ ノ セイジガク オ ヨム
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注記
参考文献: p271
内容説明・目次
内容説明
忠臣蔵は、なぜ、これほど人々を惹きつけるのか。関ヶ原から百年、武家政治は“均衡と安定”を成し遂げた。元禄バブルの徳川政権が、やがて長期低落へと向かう節目の時期に、将軍・綱吉のお膝元、江戸で“事件”は起こった。播州赤穂の浅野内匠頭の刃傷から吉良邸討ち入りへの顛末は、いちはやく浄瑠璃となり、歌舞伎となって、庶民の喝采を浴び、全国に広まった。武士の鑑・赤穂浪人の物語を、歴史に写してみると何が見えてくるのか。赤穂事件の史実と芝居『仮手本忠臣蔵』の虚構を自在に往還しながら、洒脱な語り口で綴られるユニークな歴史読本である。
目次
- 序章 『忠臣蔵』の虚と実—色に耽ったばっかりに
- 第1章 高家と大名浅野家—色よい返事聞くまでは…
- 第2章 刃傷松之廊下—家は断絶、その身は切腹
- 第3章 事件と処遇—師直存命なるがわれわれの鬱憤
- 第4章 大石内蔵助の決断—恨むべくはただ一人
- 第5章 御家再興か仇討ちか—判官が末期の一句、五臓六腑にしみわたり
- 第6章 勘平の鉄砲と犬公方の政治学—助鉄砲の一つや二つ
- 第7章 敵討ちの論理—腹切って死んだわやい
- 第8章 内蔵助の苦悩—侍としての道を立て…
- 第9章 討ち入り—いかに方々、不倶戴天の君の仇
- 終章 忠臣蔵とは何だったのか—義挙とはいえど
「BOOKデータベース」 より