モンスター・ショー : 怪奇映画の文化史

書誌事項

モンスター・ショー : 怪奇映画の文化史

デイヴィッド・J・スカル著 ; 栩木玲子訳

国書刊行会, 1998.11

タイトル別名

The monster show : a cultural history of horror

モンスターショー : 怪奇映画の文化史

タイトル読み

モンスター・ショー : カイキ エイガ ノ ブンカシ

大学図書館所蔵 件 / 76

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

怪奇映画の歴史は映画の誕生とともに始まった。『魔人ドラキュラ』『フランケンシュタイン』のユニヴァーサル・モンスター黄金時代、戦後ドライヴイン劇場の若者を楽しませたB級ホラー、『ゴジラ』と巨大怪獣ブーム、『サイコ』が切り開いた異常心理スリラー、SFXを駆使したホラーの新しい波…。本書は、怪奇・ホラー映画の歴史を、多くの図版資料と興味深いエピソードによってたどった怪奇映画史の決定版である。しかし、本書はたんなるホラー・ファン向けの本ではない。怪奇映画に登場する怪物たちには、同時代の大衆が抱いた恐れや不安が色濃く反映されている。著者は、戦争の悪夢、経済恐慌、中絶問題、世代の断絶、AIDSなど、スクリーンに投影された20世紀アメリカの悪夢を、怪奇映画の分析を通して読み解いていく。新しい映画論の幕開けを告げる刺激的エッセイ。

目次

  • 幸福な時代のサイドショー
  • トッド・ブラウニングのアメリカ
  • 「あなたはカリガリ博士となる」—モンスター、いかさま師、そしてモダニズム
  • 恐怖とサーカス
  • 怪物たちとリブライト
  • 1931年—アメリカの混迷
  • 怒れる村人たち
  • 「おとうさんのことも良く知ってるわよ」—戦争の恐怖、パート2
  • ドライヴ・インは死霊と仲良し—50年代の恐怖映画
  • 墓場でパーティ〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ