機械じかけの夢
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機械じかけの夢
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1999.2
- Other Title
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機械じかけの夢 : 私的SF作家論
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キカイジカケ ノ ユメ
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Note
底本は「機械じかけの夢 : 私的SF作家論」(1990年2月、筑摩書房)
Description and Table of Contents
Description
ヴェルヌやウエルズから、ヴォークト、クラーク、アシモフ、ハリスン、シルヴァーバーグ、ゼラズニイ、ル=グィン、ギブスンまで、SFの可能性を探り、「SF進化=学」「SF社会=学」を提唱。近・現代の支配的精神である認識論における主観・客観主義と存在論に拡張された人間主義・自然主義を批判し、その抑圧的な相互補完の構造を激しく撃つ。現代思想に造詣の探い著者によって初めて成された、SFを通して考察された文明・時代批評。
Table of Contents
- 序説 SFの起源あるいは幻想文学の遍歴史
- 第1章 支配的修辞としての科学—ポオ、ヴェルヌ、ウエルズ
- 第2章 錬金術とテクノロジー—A・E・ヴァン・ヴォークト
- 第3章 進化の反人間主義—アーサー・C・クラーク
- 第4章 宇宙精神と収容所—小松左京
- 第5章 SF的進化の理論—コリン・ウィルソン
- 第6章 銀河帝国の社会学—アイザック・アシモフ
- 第7章 黄金期とニューウェーヴのあいだ—ハリイ・ハリスン
- 第8章 上にいる神か下にある神か—ロバート・シルヴァーバーグ
- 第9章 神話化された作品と作品化された神話—ロジャー・ゼラズニイ
- 第10章 SFと人間の終焉—アーシュラ・K・ル=グィン
- 第11章 未来都市の混濁とSF的文体—ウィリアム・ギブスン
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