十字架とダビデの星 : 隠れユダヤ教徒の500年

書誌事項

十字架とダビデの星 : 隠れユダヤ教徒の500年

小岸昭著

(NHKブックス, 854)

日本放送出版協会, 1999.3

タイトル別名

十字架とダビデの星 : 隠れユダヤ教徒の500年

タイトル読み

ジュウジカ ト ダビデ ノ ホシ : カクレ ユダヤ キョウト ノ 500ネン

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注記

引用・参考文献: p263-270

関連略年表: p271-275

ユダヤ教関係用語集: p276-278

内容説明・目次

内容説明

追放か洗礼かを迫る15世紀末の「ユダヤ教徒追放令」により、キリスト教に改宗したイベリア半島のユダヤ人たち。表面的には「十字架」に帰依するように見せかけながらも、心の奥底で密かに「ダビデの星」を信じ続けた彼らは、異端審問所の執拗な追及に怯え、「マラーノ(豚)」と蔑まれながら、やがて世界中に離散していく。ヨーロッパはもとより、ブラジル、インドへ—マラーノの足跡を辿る大陸から大陸へのフィールドワークを通して、十字架の価値感による世界史が隠蔽してきた新たな歴史の絵模様を、生き生きとした筆致で描出する、筆者渾身の力作。

目次

  • 1 「十字架の世界史」の陰に(マラーノ論の展開—アドルノ、ハイマン、そしてレバ;ブラジルの驚き;インド幻想紀行)
  • 2 寛容都市アムステルダム(レンブラントとマラーノ;スピノザは何処にいるのか;アムステルダムの破壊的性格)
  • 3 「マラーノの国」再訪(生き続ける過去—1997年ポルトガルの旅から;ドーナ・エミリアの不安)

「BOOKデータベース」 より

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