移民と難民の国際政治学
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書誌事項
移民と難民の国際政治学
明石書店, 1999.5
- タイトル別名
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The global migration crisis : challenge to states and to human rights
- タイトル読み
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イミン ト ナンミン ノ コクサイ セイジガク
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注記
原著(New York: HarperCollins College Publishers, 1995)の全訳
参考文献: p439-456
内容説明・目次
内容説明
本書は、越境する移住者が世界的に増加し、その結果として出現する危険について考察したものである。毎年数百万という人々が、暴力や差別、抑圧的政治体制から逃れようとして母国を後にしている。そして、それは雇用の機会を求めたり、家族に再会するという形をとったりする。こうした流れは実にグローバルで、人は南から北へ、東から西へと、また、ある途上国から別の途上国へと移動していく。大抵の場合政府は移民が住民の職を奪い、文化的に浸食し、民族間紛争を引き起こし、社会福祉の高負担をもたらすとして、これを脅威とみなす。あるいは、他国との紛争源として、移民を政治的安定や安全保障に脅威を与えるものと考える。このような懸念は決して豊かな工業国だけのものではない。難民や歓迎されざる移民への高負担は、第三世界諸国にとっても同じことである。受け入れ国の政府や国民にとってはいずこも、移民がもたらす利益や需要に対する供給ということよりも、惹起する問題のほうをむしろ懸念材料とする。
目次
- 第1章 危機の定義
- 第2章 地球規模の移民
- 第3章 国民国家における移民問題
- 第4章 移民の受け入れ
- 第5章 移住規則と国際関係
- 第6章 安全保障、安定、国際移民
- 第7章 国際規範と国際機関
- 第8章 道義的危機
- 第9章 危機への対応
「BOOKデータベース」 より