国家と民族を問いなおす
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国家と民族を問いなおす
(Minerva人文・社会科学叢書, 26)
ミネルヴァ書房, 1999.5
- タイトル読み
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コッカ ト ミンゾク オ トイナオス
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注記
内容: 執筆者紹介, 序章: 二一世紀における国家と民族, 第I部: ヨーロッパ(第1章「再統一ドイツのナショナリズム」-第7章「ヨーロッパの中での独立」), 第II部: アジア(第8章「朝鮮における「近代」と国家」-第12章「変革のイスラーム」), あとがき(編者)
参考文献: 各章末
収録内容
- 二一世紀における国家と民族 / 木村雅昭 [執筆]
- 再統一ドイツのナショナリズム : 「八九年世代」による「西側結合」の批判 / 川合全弘 [執筆]
- ドイツと東欧 : 散在と混住の少数民族問題 / 植村和秀 [執筆]
- ユーラシア主義とロシア国家像の転換 : スラブ国家からユーラシア国家へ / 廣岡正久 [執筆]
- ロシアの「連邦制」 : 中央・地方関係の政治力学 / 上野俊彦 [執筆]
- 独立回復後のバルト三国 : 市民権政策の展開と地域統合問題 / 河原祐馬 [執筆]
- 国家・民族をめぐるフランスの問題状況 : 移民、ヨーロッパ統合、地域主義に揺れるフランスのアイデンティティ / 南充彦 [執筆]
- ヨーロッパの中での独立 : ヨーロッパ統合とスコットランド・ナショナリズム / 池田佳隆 [執筆]
- 朝鮮における「近代」と国家 : ソフトステートから近代国家へ / 木村幹 [執筆]
- 漢族の誕生 : 世界最大の民族はいかにして存在可能となったのか / 永野武 [執筆]
- タイの国民的官僚制と国民形成 : 農務省人事記録が物語ること / 玉田芳史 [執筆]
- 台頭するヒンドゥー原理主義 : 岐路にたつインド / 木村雅昭 [執筆]
- 変革のイスラーム : 文明再生の論理と構想 / 小杉泰 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
いま、なぜ国家と民族なのか—。20世紀も幕を閉じようとする現在、「国家」と「民族」という問題が“新たな”相貌と意味を帯びて、われわれの視圏に改めて大きな姿を現しつつある。民族は冷戦体制崩壊後に再び活力を回復して、時に各地で血なまぐさい紛争を引き起こし、他方、国家も「新世界秩序」の方位も定まらない状況の中で複雑で混沌とした様相を呈している。本書は、さまざまな領域と地域を研究対象としている政治学研究者の共同研究を通して、国家と民族の意味と位相を今日的視点から問いなおし、現代世界が直面している問題状況を浮き彫りにする。
目次
- 第1部 ヨーロッパ(再統一ドイツのナショナリズム—「89年世代」による「西側結合」の批判;ドイツと東欧—散在と混住の少数民族問題;ユーラシア主義とロシア国家像の転換—スラブ国家からユーラシア国家へ;ロシアの「連邦制」—中央・地方関係の政治力学 ほか)
- 第2部 アジア(朝鮮における「近代」と国家—ソフトステートから近代国家へ;漢族の誕生—世界最大の民族はいかにして存在可能となったのか;タイの国民的官僚制と国民形成—農務省人事記録が物語ること;台頭するヒンドゥー原理主義—岐路にたつインド ほか)
「BOOKデータベース」 より