平泉の世紀 : 古代と中世の間

書誌事項

平泉の世紀 : 古代と中世の間

高橋富雄著

(NHKブックス, 860)

日本放送出版協会, 1999.5

タイトル読み

ヒライズミ ノ セイキ : コダイ ト チュウセイ ノ アイダ

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注記

関連系図: p262-263

関連年表: p264-268

内容説明・目次

内容説明

征夷大将軍源頼朝に滅ぼされ、歴史の脇役へと追いやられた平泉。しかし、史料の大胆な読み直しから明らかになったその実像は、我々の想像をはるかに凌駕し、京都朝廷や鎌倉幕府にも劣らない壮大な国家構想の存在と文化創造の精神を語る。東北地方を南北に縦断し、本州最北端の十三湊へと至る東北中央高速道。鎌倉幕府を超える軍事力。機能的な行政。効率的な産業。中尊寺建立の理想にみる仏教哲学。頼朝をも恐れさせた平泉の実力は、東北中世史を大きく塗り変える。碩学が長年の研究にもとづき、日本列島全体を視野に入れ、新たな日本史を構想する、最先端の中世史研究の成果。

目次

  • 第1部 平泉の都(平泉のおこり;山平泉・里平泉・都市平泉 ほか)
  • 第2部 平泉の国土計画—北の国づくり白書(白河関から外ヶ浜まで;古代「未知の奥(テラ・インコグニタ)」開拓 ほか)
  • 第3部 奥州武門東国武門—北方武門の系譜(源家「明白な宿命」—源氏相伝の意趣;真説「前九年の役」 ほか)
  • 第4部 平泉政権の論—柳営思想の系譜と構想(将門と頼朝の間;平泉柳営と鎌倉幕府 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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