中国国有企業改革の戦略的転換
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中国国有企業改革の戦略的転換
晃洋書房, 1999.4
- タイトル読み
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チュウゴク コクユウ キギョウ カイカク ノ センリャクテキ テンカン
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注記
参考文献: p189-193
内容説明・目次
内容説明
これまで、国有企業改革は企業自主権の拡大を中心とした「利潤留保制」、「利改税」に始まり、続いて所有権と経営権の分離を目指した「経営請負責任制」がおこなわれ、一定の効果を収めた。だが、これら一連の改革では、企業は依然としてソフトな予算制約下にあり、企業の自主経営、損益自己負担のメカニズムは形成されなかった。こうしたなかで、国有企業改革は、企業の「法人財産権」を明確にする「現代企業制度」の確立と戦略的改組へと方向転換した。「現代企業制度」下では、企業には「法人財産権」が与えられ、それによって国家と企業の関係は従来の所有権と経営権の関係から出資者(国家)と法人(企業)の関係に転換した。だが、社会保障制度の未整備は国有企業の「現代企業制度」の確立と戦略的改組の阻害要因となり、社会保障制度の更なる整備が求められた。そこで、社会保障制度の改革がおこなわれた。では、こうした方向転換によって、国有企業の効率化、活性化は実現されるのであろうか。本書は、それを究明することを意図したものである。
目次
- 第1章 国有企業改革の沿革
- 第2章 国有企業の合併と集団化
- 第3章 国有企業の破産
- 第4章 国有企業の社会保険制度改革—養老保険、医療保険、失業保険改革を中心に
- 第5章 国有企業の現代企業制度の確立
「BOOKデータベース」 より