ドイツ悲劇の根源
著者
書誌事項
ドイツ悲劇の根源
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1999.6
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Ursprung des deutschen Trauerspiels
- タイトル読み
-
ドイツ ヒゲキ ノ コンゲン
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注記
Ursprung des deutschen Trauerspiels. の翻訳に関連論考・覚書ほかを加えたもの
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784480084934
内容説明
「根源」へのまなざしが、「ドイツ・バロック悲劇」という天窓を通して見る、存在と歴史の「星座(コンステラツイオーン)」—『ドイツ悲劇の根源』は、この「星座」のきわめて精緻な叙述である。バロックの言語形式との格闘のなかで、言語哲学と歴史哲学が、理念と現象が、ギリシア悲劇と近代悲劇が、英雄の神話的生と被造物の歴史的生が、メランコリカーとハムレットが、象徴とアレゴリーが、音声と文字が、神と悪魔(サタン)が、さまざまに火花を散らしながら出会う。哲学的批評の方法論、悲劇論、メランコリー論、アレゴリー論から成る1920年代のこの名著に、「運命と性格」、「暴力批判論」、「カルデロン・ヘッベル論」ほかの関連論考・資料を加えた、文庫版新訳。
目次
- 認識批判的序章(トラクタートの概念;認識と真理;哲学的美;概念における分割と分散 ほか)
- 第1部 バロック悲劇とギリシア悲劇(バロックの悲劇理論;アリストテレスの影響に重要な意味はない;バロック悲劇の内実としての歴史 ほか)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784480084941
内容説明
「根源」へのまなざしが、「ドイツ・バロック悲劇」という天窓を通して見る、存在と歴史の「星座(コンステラツイオーン)」—『ドイツ悲劇の根源』は、この「星座」のきわめて精緻な叙述である。バロックの言語形式との格闘のなかで、言語哲学と歴史哲学が、理念と現象が、ギリシア悲劇と近代悲劇が、英雄の神話的生と被造物の歴史的生が、メランコリカーとハムレットが、象徴とアレゴリーが、音声と文字が、神と悪魔(サタン)が、さまざまに火花を散らしながら出会う。哲学的批評の方法論、悲劇論、メランコリー論、アレゴリー論から成る1920年代のこの名著に、「運命と性格」、「暴力批判論」、「カルデロン・ヘッベル論」ほかの関連論考・資料を加えた、文庫版新訳。
目次
- 第2部 アレゴリーとバロック悲劇(擬古典主義における象徴とアレゴリー;ロマン主義における象徴とアレゴリー;近世アレゴリーの根源 ほか)
- 付 参考資料(『ドイツ悲劇の根源』の「序」;近代悲劇とギリシア悲劇;近代悲劇とギリシア悲劇における言語の意味;運命と性格 ほか)
「BOOKデータベース」 より