セミパラチンスク : 草原の民・核汚染の50年

Bibliographic Information

セミパラチンスク : 草原の民・核汚染の50年

森住卓写真・文

高文研, 1999.9

Other Title

Semipalatinsk

セミパラチンスク : 草原の民核汚染の50年

Title Transcription

セミパラチンスク : ソウゲン ノ タミ カク オセン ノ 50ネン

Available at  / 65 libraries

Note

参考にした資料: p155

Description and Table of Contents

Description

セミパラチンスクは旧ソ連の核実験場であったが、今も多くの人びとが生活し続ける大草原だ。草原の海原には馬や牛が放牧され、人びとの笑顔があった。だが、苦渋に満ちた人びとの表情も見続けてきた。そして、著者自身、目の見えぬ放射能にさらされる恐怖も体感し続けてきた。核被害の実態を取材して五年。被曝者たちの目を覆いたくなるような実態は私の心を重くする一方で、私自身、写真家として何ができるのかを自問自答し続けることとなった。この核被害は今もなお、いつ終わるとも知れず続いている。このままではソ連時代、沈黙を強いられた人々の叫びは21世紀に持ち越されてしまう。旧ソ連の行った核実験の実態を、無念の思いで倒れていった人々の怒りと叫びを、何とかして伝えたいという一心で、通い続けた五年間でもあった。

Table of Contents

  • ベーリック君との出会い
  • 初めてのカイナール村
  • 人体実験をされたたった一人の生き残り
  • 核秘密都市クルチャトフと爆心地
  • 核コンビナート
  • ハエが飛び交う病室
  • 六本足の子牛
  • ガラス瓶の中の胎児たち
  • スパイごっこ
  • 地下核実験場と「原子の湖」〔ほか〕

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BA43048556
  • ISBN
    • 4874982255
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    156p, 図版 [8] p
  • Size
    21cm
  • Classification
  • Subject Headings
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