家の神
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家の神
淡交社, 1999.9
新版
- タイトル読み
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イエ ノ カミ
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注記
写真: 安達浩
内容説明・目次
内容説明
家族と言語が、人間を人間以外から区別する。言語は知性の道具となり、家族は秩序の感覚をつくる。家族がこわれることは、重大な重荷を人間に背負わせる。しかし、正しい家族の姿がどういうものかは、たやすくさぐりあてることはできない。もともと、人間としてあらわれてからさまざまの家族の形をとおってきたのだから、わずか百年あまり日本で正しいといわれてきた形だけが正しくて、それから離れる形は正しくないということは、これから先はとおらない。すでに、敗戦後に平均寿命がのびたという事実は、三世代同居の家族が正しく、母子家庭を不健全とするような考え方をゆるがしている。さまざまの家族があり得ることを、本書ではさぐっている。明治国家以前からある家族の習慣を、写真という形でとらえようと試みた。
目次
- ある帰国
- 物としての家
- 無意識の部分
- 折り目
- ひっこし
- 家の神にそむいて
- 家出
- 欠損家庭
- 死場所
- ささやかな理想〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より