香港回収工作
著者
書誌事項
香港回収工作
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1999.11
- 上
- 下
- タイトル別名
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許家屯香港回憶録
- タイトル読み
-
ホンコン カイシュウ コウサク
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注記
香港中英関係・許家屯「関連年表」: 下p393-398
原著(香港聯合報, c1993年10月刊)の翻訳.
底本: 「香港回収工作」(筑摩書房, 1996年5月刊).
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480085214
内容説明
資本主義香港を奪還せよ!—1983年、〓小平の命を受け香港に乗り込んだ許家屯は、新華社香港支社社長の肩書のもと、さまざまな「回収工作」を操り広げる。イギリスとの暗闘、香港財界の切崩し、世論工作、そして大陸の指導部との激しい軋轢と抗争。資本主義の申し子・香港を、その繁栄を確保しながら無事共産中国に返還させる、この複雑きわまりない難事業に果敢に挑戦する日々のなかで、許家屯は次第に香港の輝きに魅入られていく。しかし彼を待っていたものは!?—「陰の香港総督」がいま明かす、国際政治の驚くべき内幕。
目次
- 第1章 中南海での拝命
- 第2章 初めて香港の土を踏む
- 第3章 中英交渉の内幕
- 第4章 「統一戦線工作」の展開
- 第5章 両翼への工作—労働者と資本家
- 第6章 将来の政治制度をめぐる論戦
- 第7章 短かった中英の蜜月
- 第8章 北戴河での対立
- 第9章 「真珠」の輝きをさらに—経済工作
- 第10章 「香港経験」に学べ
- 巻冊次
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下 ISBN 9784480085221
内容説明
1997年の返還期限をにらんで、香港回収工作の指揮をとる新華社香港支社社長・許家屯。折りから勃発した天安門事件が彼の行く手に立ちはだかる。趙紫陽の失脚、仕掛けられた罠、江沢民との深刻な軋轢。香港、そして世界に波紋が広がるなかで、事件は予期せぬ展開を生んでいく。平和裡の香港回収は成功するのか。中国は「一国二制度」の舵をきれるのか。事件に巻き込まれた許家屯の命運は!?—現代史の裏面に繰り広げられる驚愕のドラマを、当事者が亡命先で克明につづる。中国の厚いベールをはぐ、第一級の歴史証言。巻末に、返還から2年、〓小平後の香港を分析した文庫版解説を収録。
目次
- 第11章 敏感な都市—マスコミ工作
- 第12章 海峡両岸の間—台湾工作
- 第13章 国際交流の舞台・香港
- 第14章 天安門風雲記
- 第15章 新たな中英対立
- 第16章 祖国を去る
- エピローグ 二十一世紀の香港・中国・台湾
「BOOKデータベース」 より