啓蒙の民主制理論 : カントとのつながりで
著者
書誌事項
啓蒙の民主制理論 : カントとのつながりで
(叢書・ウニベルシタス, 648)
法政大学出版局, 1999.11
- タイトル別名
-
Zur Aufklärung der Demokratietheorie : Rechts- und demokratietheoretische Überlegungen im Anschluß an Kant
啓蒙の民主制理論 : カントとのつながりで
- タイトル読み
-
ケイモウ ノ ミンシュセイ リロン : カント トノ ツナガリ デ
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注記
監訳: 浜田義文, 牧野英二
原著 (Frankfurt am Main : Suhrkamp, 1992) の全訳
内容説明・目次
内容説明
カントの民主制理論と近代国民主権原理。啓蒙のプロジェクトは未完であり、現代の組織絶対主義・司法国家的趨勢・専門家支配は民主主義を窮地に追いつめている。18世紀の最も首尾一貫せる民主制理論を展開したカントの、抵抗・革命・国民主権・制度化の概念を精細に分析・検証し、現代民主主義理論の陥穽を衝く。
目次
- カントの民主制理論—抵抗権の形而上学から国民主権のポスト形而上学的原理へ(カント受容のジレンマ—現代民主制理解の再封建化;抵抗権と契約カテゴリー;国民主権の法外的次元および抵抗と革命との事実性;抵抗の基礎づけ・行動形態・目標;「緊急権」と暴力;超実定的革命権 ほか)
- 付論1 カントの制度化理論
- 付論2 自由権の民主制理論とその諸帰結—政治的諸決定の司法的制御に対して
- 付論3 法と道徳との分離—法の限界づけの問題として
「BOOKデータベース」 より