書誌事項

隔離の風景

ジョルジュ-アルチュール・ゴルトシュミット原著 ; 富重与志生訳

(『新しいドイツの文学』シリーズ, 10)

同学社, 1999.11

タイトル別名

Die Absonderung

タイトル読み

カクリ ノ フウケイ

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注記

Die Absonderung (1991年 アマン社刊) の全訳

序文: ペーター・ハントケ

内容説明・目次

内容説明

名前のない主人公「彼」は、1938年十歳の時、何の事前説明も受けず兄と二人だけで亡命させられた。このことを「彼」は追放と感じた。ミュンヒェン経由で、最初はフィレンツェへ連れていかれる。最終的な亡命地は、フランス・アルプスの町シャンベリから少し入った山間の奇宿舎だった。そこに匿われると同時に、同級生や教師によるイジメと虐待に曝された。こうして「彼」は、ドイツから「隔離」され、フランスから「隔離」され、また自らを他の一切から「隔離」しながら自我を形成する、より精確に言えば、切れ出すのである。この小説は、生き延びて現在パリに暮らす「彼」にとって永遠の現在である、亡命時代の自我形成をめぐる記憶のイメージを丹念に言葉に翻訳したものだ。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA4460125X
  • ISBN
    • 4810202127
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    163p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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